文教大学 教育学部 総合型選抜・公募制推薦の傾向と対策|13専修、出せる入口は専修ごとに違います

こんにちは、ふたがみです。

「文教の教育学部を年内に受けたい」と相談されたとき、いちばん多いのがこの返事です。

「で、どの専修ですか」

ここで止まる生徒が本当に多い。小学校の先生になりたい、というところまでは決まっているのに、国語専修と初等連携教育専修と児童心理教育専修が何をどう分けているのかは、調べても出てきません。専修名が並ぶだけで、そこで何を学び、卒業して何の免許が手に入るのかが書かれていません。

文教大学の教育学部は13の専修に分かれています。そして年内入試で出せる入口が専修ごとに違います。総合型選抜があるのは6専修だけ。評定の条件も、当日やることも、全部そこで変わります。

この記事では、2027年度の入学試験要項を2冊とも1ページずつ読んだうえで、13専修それぞれの入口を書き出します。越谷キャンパスは、私が取締役・塾長をしている学習塾と同じ埼玉県内にあります。

結論

最初に決めるのは専修ではなく、総合型と公募制推薦のどちらに出せるかです。判断は2つだけです。

1つ目。評定が全体3.5に届いているか。公募制推薦は全体の学習成績の状況が3.5以上でないと出願できません。総合型選抜は評定を問いません。

2つ目。現役かどうか。公募制推薦は2026年4月から2027年3月までに卒業見込みの人に限られます。総合型選抜にその制限はありません。

そのうえで専修を見ます。総合型があるのは、理科・音楽・美術・家庭・特別支援教育・幼児心理教育の6専修だけ。残る7専修は、年内なら公募制推薦の一本道です。

そしてどちらも専願です。総合型選抜は出願資格そのものに「その専修を専願とする者」、公募制推薦は「本学を専願とする者」と書かれています。合格したら他大学は受けられません。

基本情報

この記事の募集人員・日程・配点・出願資格は、すべて2027年度の入学試験要項の数字です。倍率だけは2026年度入試の実績で、すべて「志願者数を合格者数で割った値」に統一しました。募集人員と実績は1年ずれているので、枠が埋まっているかどうかの話には使えません。表ごとに年度を書きます。

項目 総合型選抜(プレゼンテーション型) 公募制推薦
対象 6専修(理科・音楽・美術・家庭・特別支援教育・幼児心理教育)1 13専修すべて2
募集人員(2027年度) 6専修とも若干名1 学校教育課程44名・発達教育課程30名(課程単位)2
評定 問われません1 全体3.5以上。数学・理科・英語専修は追加条件あり2
学校長の推薦 不要1 必要(本学所定の様式・厳封)2
現既 既卒も出願できます1 現役のみ2
専願・併願 専願(その専修を専願とする者)1 専願。出願できるのは1専修のみ2
出願期間 2026年9月1日(火)10時〜9月8日(火)13時。出願書類の郵送は締切日の消印有効1 2026年11月1日(日)10時〜11月10日(火)13時。出願書類の郵送は締切日の消印有効2
試験日/合格発表 10月11日(日)/11月2日(月)13時1 11月22日(日)/12月1日(火)13時2
入学手続締切 2026年11月10日(火) 消印有効1 2026年12月11日(金) 消印有効2
会場・検定料 越谷キャンパス(埼玉県越谷市)/35,000円1 越谷キャンパス(集合9時)/35,000円2
倍率(2026年度) 6専修合計で2.3倍3 専修ごとに1.0倍から5.0倍3

総合型選抜が評定不問で既卒も出せる、というのがこの学部でいちばん大きな分岐です。評定3.5に届かない人も、一度卒業した人も、6専修のどれかに当てはまれば年内に勝負できます。ただし募集人員は若干名です。

13専修は、何を学んで何の免許が取れる場所か

取れる免許から見てください。ここが決まらないと志望理由が書けません。

学校教育課程(9専修)|小学校+中高の1教科

9専修すべてで小学校教諭1種免許状が取れます。そのうえで、自分の専修の教科で中学校1種と高等学校1種を取る形です5。

専修 中学校1種 高等学校1種 年内の入口
国語専修 国語 国語 公募制推薦のみ
社会専修 社会 歴史・地理 公募制推薦のみ
数学専修 数学 数学 公募制推薦のみ
理科専修 理科 理科 総合型・公募制推薦
音楽専修 音楽 音楽 総合型・公募制推薦
美術専修 美術 美術 総合型・公募制推薦
体育専修 保健体育 保健体育 公募制推薦のみ
家庭専修 家庭 家庭 総合型・公募制推薦
英語専修 英語 英語 公募制推薦のみ

「小学校の先生になりたい」だけなら、9専修のどれでも小学校1種は取れます。選ぶのは中学・高校で持ちたい教科のほうです。総合型選抜が使えるのは理科・音楽・美術・家庭の4つだけなので、教科の希望と入口が一致しないことが普通に起きます。なお社会専修の高校免許は「歴史・地理」で、公民ではありません5。

発達教育課程(4専修)|就学前と小学校をつなぐ

こちらは教科ではなく、子どもの発達のどこを支えるかで分かれます5。

専修 取れる免許・資格 年内の入口
特別支援教育専修 小学校1種/特別支援学校1種 総合型・公募制推薦
初等連携教育専修 幼稚園1種/小学校1種 公募制推薦のみ
児童心理教育専修 小学校1種/認定心理士の申請資格 公募制推薦のみ
幼児心理教育専修 保育士(卒業要件)/幼稚園1種 総合型・公募制推薦

卒業したときに受け取る免許と資格が、4つではっきり違います。特別支援学校の教員なら特別支援教育専修、保育士が要るなら幼児心理教育専修、幼稚園と小学校の両方を持ちたいなら初等連携教育専修、心理を学びながら小学校教員なら児童心理教育専修。ただし幼児心理教育専修は保育士が卒業要件で、小学校1種は選考つきです。

総合型選抜(プレゼンテーション型)の中身

配点は6専修とも100点満点。中身は別物です

専修(2027年度) 書類審査 プレゼンテーション 面接 合計
理科 20 80 なし 100
音楽 10 60(音楽実技) 30 100
美術 10 80 10 100
家庭 20 80 なし 100
特別支援教育 20 60 20 100
幼児心理教育 30 70 なし 100

理科・美術・家庭はプレゼンテーションが80点、全体の8割です。当日の発表がそのまま合否になります。いっぽう幼児心理教育専修は書類審査が30点で、6専修でいちばん事前課題の比重が重い設計。面接があるのは音楽・美術・特別支援教育の3専修だけです。

発表時間と当日の形が、専修でまるきり違います

専修(2027年度) 当日やること
理科 発表10分+質疑応答5〜10分程度。自然科学に関連する取り組みを1つ選び、タイトルをつけて発表
音楽 音楽実技。方式I(ピアノ・声楽・新曲視唱)か方式II(ピアノ・声楽・管楽器か弦楽器か打楽器・新曲視唱)を選択
美術 発表10分+質疑応答を含む面接10分。3つの課題から1つ選択
家庭 発表10分+質疑応答10分。質疑に家庭科の基礎知識の口頭試問を含む
特別支援教育 当日提示の課題を所定用紙にまとめる20〜25分 → グループでの発表と志願者同士のディスカッション15分 → もう一度自分の考えを発表。面接は集団
幼児心理教育 発表7分+質疑応答8〜10分。2つの課題から1つ選択

特別支援教育専修だけが、事前に作り込む形ではありません。課題は当日出され、資料も機材も持ち込めません。準備するのは中身ではなく、教育について自分の意見を短時間で立てる練習のほうです。そして家庭専修は質疑に口頭試問が入るので、家庭科の教科書を一通り戻しておいてください。

事前課題は字数まで決まっています

専修(2027年度) 事前に書くもの
理科 「入学希望書」に、学校の授業で理科を学ぶことの意義と入学後の抱負
音楽 「記入シート(2)」にこれまでの音楽歴
美術 今まで自分が学んできた美術について800字以内、加えて自己アピール・入学後に取り組みたいこと・卒業後の将来イメージを各200字以内
家庭 家庭専修で学びたい理由600字以内
特別支援教育 特別支援教育または教育全般への興味関心と、自己アピール。2つ合わせて800字以内
幼児心理教育 保育・幼児教育または子育て支援について興味関心を持っていること800字以内、加えて各200字以内を3点

特別支援教育専修の800字には落とし穴があります。要項に「それぞれを800字以内で記入するのではない点に留意してください」と注記が入っており、2項目で合わせて800字。片方に800字使うと書き直しになります。

美術と幼児心理教育は合わせて1,400字。出願期間は9月1日から8日の8日間しかないので、8月中に初稿を作らないと間に合いません。

要項を読まないと落とす注意

1つ目。調査書は2026年8月1日以降に作成されたものでないと受け付けられません1。春に出してもらったものは使えないので、依頼は8月に入ってからです。

2つ目。受験者控室では、集合時間を過ぎると外部と通信できる機器が使えません1。要項に「資料等をプリントアウトするなどして持参してください」と書かれているとおり、スライドや原稿をクラウドに置いたままにすると直前に見返せません。

3つ目。集合時間も課題の連絡も、出願時に登録したメールアドレスに届きます1。要項に時刻の記載はなく、2026年9月25日(金)まで(美術専修は9月30日(水)まで)に来るので、登録するメールは毎日見るものにしてください。

4つ目。志願者が多い年は、前日の10月10日(土)にも試験を実施することがあります1。前後を空けてください。

5つ目。発表用のファイルはPowerPointかPDFをUSBメモリに入れて持参し、コネクタはUSB Type-Aに限られます1。大学のPCにないソフトを使う場合や自分のPCを持ち込む場合は、出願期間の締切日までに大学へ相談が必要です。幼児心理教育専修が絵本や楽器、試験室のピアノを使う場合も、出願期間内に専用フォームでの申請が要ります1。

6つ目。音楽専修は、専用フォームでの課題申請そのものが出願の条件です1。方式Iか方式IIかを、申請期間(2026年9月1日〜9月8日。総合型選抜1期の出願期間と同じ)内に専用フォームから申請します。要項に「申請期間内に申請が確認できない場合は、出願を受け付けることができません」と書かれています。書類を出しただけでは出願が成立しません。方式IIで管楽器・弦楽器・打楽器を選ぶ場合、楽器は各自持参が原則で、コントラバスとマリンバだけは同じフォームで申し出れば大学の楽器を使えます1。

7つ目。要項の日程表には、美術専修だけスクーリングの行があります1。越谷キャンパスのオープンキャンパスで実施され、出席は義務ではありませんが、要項自身が参加を勧めています。美術専修を考えているなら、夏のオープンキャンパスは予定に入れてください。

公募制推薦の中身

評定は全体3.5。ただし3専修には上乗せがあります

全13専修に共通するのは、全体の学習成績の状況3.5以上です2。高校入学以降、出願期日までの数字で見ます。そのうえで3つの専修に条件が足されます。

専修(2027年度) 追加される条件
数学専修 数学の学習成績の状況3.8以上、かつ「数学III・数学C」または「理数数学特論」を履修
理科専修 理科3.8以上かつ数学3.8以上。さらに「物理・化学・生物・地学」から2科目以上、「物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎」から3科目以上、「数学III・数学C」または「理数数学特論」を履修
英語専修 外国語の学習成績の状況3.8以上。英検2級以上相当の英語力があることが望ましい

理科専修の条件は履修科目まで踏み込んでいます。理科3.8と数学3.8の両方が要るうえ、数学IIIまたは理数数学特論まで。文系寄りの時間割を取ってきた人は、評定が足りていても出願できません。高2の科目選択で決まります。なお英語専修の英検2級は「望ましい」で、必須ではありません2。

配点は150点と200点の2種類

専修(2027年度) 小論文 面接 実技 書類審査 合計
国語・数学・理科・家庭・英語 50 50 なし 50 150
社会 60 40 なし 50 150
音楽 50 20 100 30 200
美術 50 20 80 50 200
体育 50 50 50 50 200
発達教育課程の4専修 50 50 なし 50 150

音楽専修だけ、実技が100点で全体の半分です。小論文と面接と書類を全部足しても100点。実技一本で決まると考えてください。そして社会専修だけ小論文60点・面接40点で、他の4専修の50対50とずれています。

小論文は9時30分から10時30分の60分。面接は小論文終了後に順次です2。美術専修の実技は13時から16時の3時間なので、午後いっぱい拘束されます。

実技課題は要項に具体的に出ています

体育専修の器械運動はマット運動で、倒立前転、2分の1ターン、伸膝後転、片足正面水平立ち、側方倒立回転の連続。球技はバレーボールのオーバーハンドパス、アンダーハンドパス、スパイクで、ネットの高さは男子2m15、女子2m05と明記されています2。

そして体育専修にはゼッケンの規格があります。白の布地でたて18cm以上、よこ25cm以上。受験番号の下4桁を黒マジックで算用数字で書き、運動着の胸と背に1枚ずつ、縫いつけるか安全ピンでとめます2。当日の朝には作れません。

美術専修は水彩による静物画、3時間で1題。持参するのは水彩用具一式、鉛筆、消しゴムで、アクリル絵具とポスターカラー絵具は使えません2。用紙と画板は大学が用意します。

音楽専修は方式I(ピアノ・声楽)か方式II(ピアノ・声楽・管楽器か弦楽器か打楽器)の選択。試験前に1人20分程度の個室練習があり、声楽は大学が用意する伴奏者がつきます2。総合型選抜の音楽実技には新曲視唱が入りますが、公募制推薦には入りません。なお方式IIを選ぶ場合は、使用する楽器を専用フォームから出願期間内に申請します。楽器は各自持参が原則で、コントラバスとマリンバのみ大学の楽器を使えます2。

数学専修だけ、出願時に800字の作文が要ります

出願書類は全専修共通でチェックリスト・志願票・調査書・推薦書の4点。調査書は総合型と同じく2026年8月1日以降に発行されたもので、推薦書は本学所定の様式に学校長が書いて厳封します2。そこに2つだけ例外があります。

数学専修は「作文」が追加されます。本学所定の様式にHBまたはBの鉛筆で横書き800字程度。テーマは志望動機、とくにこれまでに学んだ数学のなかで興味を持った内容とその理由です2。鉛筆指定なので、パソコンで書いて印刷は認められません。

体育専修は「体育調査票」が追加されます。学校長以外が証明者になる場合は、競技成績を証明できる書類(賞状の写しなど)を1点添えます2。外部クラブで実績がある人は、賞状探しから始めてください。

そしてもう1つ。入場は集合時間の30分前からですが、試験開始後20分までに入場しない人は受験できません2。

2026年度の倍率

総合型選抜(プレゼンテーション型1期)

専修(2026年度) 志願者 合格者 倍率
理科 14 4 3.5倍
音楽 28 9 3.1倍
美術 17 10 1.7倍
家庭 19 7 2.7倍
幼児心理教育 49 26 1.9倍
合計 127 56 2.3倍

美術専修の1.7倍と理科専修の3.5倍で、倍近い差があります。評定不問という同じ条件でも、入口がいちばん広いのは美術専修、次が幼児心理教育専修です。

特別支援教育専修は、この年の実績がありません。大学の志願者情報でも2026年度の欄は空欄です4。この専修だけは倍率で判断せず、若干名の枠を前提に準備してください。

その志願者情報には、2027年度 総合型選抜1期の志願者数も出ています(2026年9月16日確定)。理科10人(前年14人)、音楽29人(28人)、美術16人(17人)、家庭26人(19人)、特別支援教育24人、幼児心理教育47人(49人)。6専修合計152人で、前年の127人から25人増えました4。

家庭専修が19人から26人に増え、理科専修は14人から10人に減っています。同じ学部でも専修ごとに年で振れます。前年の倍率だけを見て「ここは通りやすい」と決め打ちしないでください。

公募制推薦

専修(2026年度) 志願者 合格者 倍率
国語 44 11 4.0倍
社会 29 7 4.1倍
数学 20 4 5.0倍
理科 掲載なし 掲載なし 掲載なし
音楽 9 2 4.5倍
美術 1 1 1.0倍
体育 27 11 2.5倍
家庭 4 2 2.0倍
英語 18 9 2.0倍
特別支援教育 13 9 1.4倍
初等連携教育 24 15 1.6倍
児童心理教育 20 13 1.5倍
幼児心理教育 9 6 1.5倍
発達教育課程 4専修計 66 43 1.5倍

発達教育課程の4専修は、そろって1.4倍から1.6倍、合計でも1.5倍です。いっぽう学校教育課程の主要教科は国語4.0倍、社会4.1倍、数学5.0倍。同じ評定3.5でも、通りやすさが3倍近く違います。

理科専修の公募制推薦だけ、数字が出せません。文教大学は合格者数を公表しておらず、この表の合格者数はすべて旺文社パスナビの掲載値です。その2026年度の集計に理科専修 公募推薦の行がないため、志願者数も合格者数も分かりません3。

最も高いのは数学専修の5.0倍です。数学3.8と数学IIIの履修まで求めたうえで、志願20人に対して合格4人。条件を絞っているから通りやすい、とはなっていません。なお美術と家庭は志願者が1人と4人で、母数が小さく年によって数字が大きく動きます。倍率の低さを理由に選ぶ専修ではありません。

入学金をいつ払うことになるか

保護者の方が気にされるのはここだと思います。

文教大学の総合型選抜と学校推薦型選抜は「1段階手続き」で、入学手続締切日までに学納金の支払い・オンラインでの情報登録・必要書類の提出を全部終える必要があります1。教育学部の1期分の学納金はこうなります1。

内訳 金額
入学金 280,000円
授業料(1期) 441,000円
教育充実費(1期) 180,000円
1期 合計 901,000円

1期はこれで終わりません。2期として授業料441,000円+教育充実費90,000円の531,000円を、2027年9月下旬の本学指定日までに納めます。初年度の学納金は合計1,432,000円です1。

納入期限は入学手続締切日です。総合型選抜なら2026年11月10日まで、公募制推薦なら2026年12月11日まで。一般選抜の結果を見てから決めることはできません。

そして専願を出願条件としている入試は、入学を辞退できません1。一般の入試なら3月31日までの手続きで入学金を除く学納金が返りますが、専願はその対象外です。出願の時点で、90万円を年内に納めて進学すると決めておく必要があるということ。ここは受験生本人ではなく、家庭で先に話しておいてください。

対策の順序

第1段階:総合型か公募制推薦かを確定する(高3の春)

全体の学習成績の状況が3.5以上あるか。現役か。この2つで決まります。3.5未満、または既卒なら総合型選抜のある6専修から選びます。理科専修と数学専修は履修科目も見てください。数学IIIまたは理数数学特論を取っていないと、評定が足りていても出せません。

到達基準: 出願する方式と専修が1つに決まっていること。

第2段階:専修の学びと免許を言えるようにする(高3の1学期)

13専修は取れる免許が違います。小学校1種はどの専修でも取れるので、中高で何の教科を持ちたいか、特別支援・幼稚園・保育士のどれが要るかで選びます。ここが曖昧だと志望理由書も面接もぼやけます。組み立て方は志望理由書の書き方にまとめました。

到達基準: 専修名を入れ替えたら成立しない志望理由になっていること。

第3段階:書類を8月に動かす(高3の夏休み)

総合型・公募制推薦とも、調査書は2026年8月1日以降に作成されたものが要ります。春に出してもらったものは使えません。公募制推薦は学校長の推薦書も要ります。

同じ月に事前課題も書きます。総合型選抜の出願は9月1日から8日の8日間。出願期間に入ってから書き始めると間に合いません。

到達基準: 8月末に、書類の依頼が済み、指定字数ちょうどの初稿があること。

第4段階:発表か実技を形にする(高3の9月)

総合型の理科・美術・家庭は発表10分、幼児心理教育は7分。原稿の丸暗記では質疑で崩れます。特別支援教育専修だけは当日課題なので、教育のニュースを1つ選んで20分で意見をまとめる練習に替えてください。

公募制推薦の音楽・美術・体育は実技で、総合型とは課題が違います。同じ練習でまかなおうとしないでください。面接で見られることは総合型選抜の面接対策にまとめています。

到達基準: 発表なら原稿を見ずに通せること。実技なら本番と同じ時間・同じ道具で1回通せていること。

第5段階:小論文を60分で書く(公募制推薦・高3の10月)

公募制推薦は全13専修で小論文があります。9時30分から10時30分の60分、配点50点(社会専修だけ60点)。学校・子ども・地域をめぐる話題が中心です。

到達基準: 60分で構成を立て、書き切り、5分見直す配分ができること。

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この3校のなかで、入口がいちばん軽いのは文教の総合型選抜です。評定を問わず、既卒でも出せます。そのかわり総合型があるのは6専修だけなので、持ちたい教科と出せる入口が一致しないことが普通に起きます。

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この記事は2027年度の入学試験要項2冊(総合型選抜 教育学部/公募制推薦入試 全学部)にもとづいています。倍率は2026年度入試の実績で、志願者数を合格者数で割った値です。最終更新: 2026年9月

出典

  1. 総合型選抜(プレゼンテーション型)の実施専修・募集人員・出願資格・日程・出願書類・調査書の作成時期・試験科目と配点・試験内容の詳細・事前課題の字数・当日の注意事項・スクーリング・入学手続き・学納金。文教大学「2027 入学試験要項 総合型選抜 教育学部」p.22〜23、p.34〜38、p.41〜48 https://www.bunkyo.ac.jp/admission/overview/download/file/file_ao_kyouiku.pdf / 試験会場・入学検定料は 文教大学「プレゼンテーション型/総合型選抜」https://www.bunkyo.ac.jp/admission/overview/comprehensive/presentation/ ↩
  2. 公募制推薦の募集人員・出願資格(評定と履修科目の条件)・出願書類・日程・試験科目と配点・試験時間・実技試験課題・受験に関する注意事項。文教大学「2027 入学試験要項 公募制推薦入試 全学部」p.22、p.41〜50 https://www.bunkyo.ac.jp/admission/overview/download/file/file_suisenn_koubo.pdf / 実施学科・試験会場は 文教大学「学校推薦型選抜[公募制]」https://www.bunkyo.ac.jp/admission/overview/recommend/ ↩
  3. 2026年度の専修別 志願者数・合格者数。旺文社 大学受験パスナビ「文教大学 教育学部 入試結果(倍率)」https://passnavi.obunsha.co.jp/univ/2070/bairitsu/?facultyID=005 ↩
  4. 2027年度 総合型選抜1期の専修別志願者数(2026年9月16日確定)と前年度との比較。文教大学「志願者情報」https://www.bunkyo.ac.jp/admission/applicant_report/ ↩
  5. 専修ごとに取得できる免許・資格。文教大学「進路・取得できる免許・資格(教育学部)」https://www.bunkyo.ac.jp/department/education/licence/ ↩

二神大輝|埼玉県内の学習塾で取締役・塾長。大学受験と総合型選抜の指導歴10年超。

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