「目標」をつくるより「目標にしたい人」を見つける|ロールモデルの見つけ方
こんにちは、ふたがみです。
「目標を立てなさい」。学校でも部活でも、耳にタコができるほど言われますよね。でも、いざ紙を前にすると手が止まってしまいます。そんな経験、ありませんか。
僕もずっとそうでした。目標を立てるのが苦手なまま、なんとなく走っていた時期があります。
結論から言います。目標をつくるのではなく、「目標にしたい人」を見つけてください。 理由は3つあります。
この記事では、その3つの理由と、ロールモデル(お手本にしたい人)の具体的な見つけ方、そして進路への活かし方まで解説します。
なぜ「目標を立てろ」で手が止まるのか
そもそも、目標をゼロからつくるのはかなり高度な作業です。自分が何を望んでいるかを言語化して、現在地との差分を測って、期限を切ります。冷静に考えると、これは大人でも難しいですよね。
心理学者マズローの欲求5段階説でいえば、「認められたい」(承認欲求)の段階から「なりたい自分になる」(自己実現)の段階へ、自力で登っていくようなものです。
憧れや、ときには嫉妬をエネルギーに変えて行動できる人もいますが、誰にでもできることではありません。
だから、もっとシンプルなきっかけを提案したいです。それが「目標にしたい人を見つける」ことです。
「目標にしたい人」を見つけるべき3つの理由
理由1:抽象度が下がって、動き出せる
「目標をつくる」は抽象度が高すぎて、何から始めればいいのかわからず、前に進めない可能性が高いです。一方、「あの人みたいになる」は具体的です。その人が今日していることを、自分も今日始めればいいわけですから。
理由2:「なりたい自分」がイメージしやすい
人を目標にすると、なりたい自分の姿が映像で浮かびます。話し方、立ち居振る舞い、時間の使い方。イメージできるものは行動に落とし込みやすいですし、行動に落とせるものは続けやすいです。
理由3:「こうなりたい」を因数分解できる
「あの人みたいになりたい」は、人格・クセ・特定のスキルなどに因数分解できます。たとえば憧れの先輩なら、「準備の量」「質問のうまさ」「落ち着いた話し方」といった具合です。
分解できれば、自分がいまどこを磨けばいいのかが逆算できます。漠然とした憧れが、練習メニューに変わるわけですね。
ロールモデルの見つけ方|まず身近な人から
僕自身の話をすると、中学時代は部活の先輩、高校時代も先輩、大学では先輩や後輩、お世話になった先生、カナダ留学時代の友人。その時々で「この人はすごい」と思う身近な人を目標にしてきました。
1人の人に憑依するつもりで、考え方から行動まで徹底的にインストールします。これを繰り返してきました。真似することは、成長の最短ルートだと思っています。
有名人・著名人でもいいです。僕が目標にしてきた人の一部を挙げると、教育改革で知られる藤原和博さん、落合陽一さん、RADWIMPSの野田洋次郎さん、心理学者のダニエル・カーネマン、音声発信で知られるワーママはるさんといったところでしょうか。数え切れないくらいいます(笑)。
大事なのは、1人に絞らなくていいということです。いろんな人のいいところを、部分ごとにパクればいいんです。
はじめからオリジナリティなんて誰にもありません。人のいいところを徹底的に真似て、それが自分の中で掛け合わさったものが、いつの間にか"自分だけのオリジナル"になります。僕も、いろんな人からパクったものの集合体で今ここにいます。
見つけ方のコツをひとつお伝えします。嫉妬は最高の手がかりです。「なんであの人ばっかり」と羨ましくなる相手は、きみがなりたい姿を先にやっている人である可能性が高いです。
その感情をネガティブに捉えず、「自分はあれがやりたかったのか」と読み替えて、行動のエネルギーに変えてください。
そうやって真似を積み重ねていくと、いつの間にか成長していて、行動するほど周りに認められていきます。気がつけば、自信がないとか、目標が決められないとか、そんな悩みは頭から消えています。
時間はかかります。僕もそうでした。でも、時間をかけてたどり着いた自分のことは、きっと好きになれるはずです。
ロールモデルは進路選び・志望理由書にも使える
この考え方は、そのまま総合型選抜に転用できます。「この学問を学びたい」という言葉より先に、「この人のようになりたい」「この先生のもとで学びたい」がある方が、実は自然で強いんですよね。
大学を調べるとき、偏差値やパンフレットの言葉だけでなく、そこにいる"人"を調べてみてください。どんな教授がいて、どんな卒業生が、どんな仕事をしているか。
それはまるごとロールモデル探しであり、そこで見つけた人物への憧れを因数分解すれば、志望理由の核ができあがります。書き方は刺さる志望理由書の書き方で解説しています。
「そもそも、やりたいことも憧れもまだない」という人は、先にやりたいことが見つからない高校生へを読んでみてください。考える順番から整理しています。
まとめ
- 目標をゼロからつくるのは抽象度が高く、大人でも難しい
- 「目標にしたい人」なら、具体的で、イメージしやすく、因数分解できる
- まずは身近な先輩や先生から。有名人でも、複数人でもいい
- 真似は成長の最短ルート。真似の掛け合わせがオリジナリティになる
- 大学で"人"を調べることは、そのまま志望理由づくりになる
ロールモデルが見つかったら、次は総合型選抜という選択肢の全体像を掴んでみてください。
憧れを志望理由に変換する作業を一人でやりきるのが難しければ、僕は個人の活動として、少人数だけオンラインでの伴走を続けています。ご相談はきみだけ塾 公式LINEにて(受け入れ人数に限りあり)。

